.「ま」 |
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名前 | 表記 | 性別 | 解説 | 参照 |
マイア | Maia | 女 | アトラースの娘で、ゼウスと交わってヘルメースを生んだ。 | 系譜:Ol |
マカリアー | Makaria | 女 | ヘーラクレースとデーイアネイラの娘。ヘーラクレースの唯一の娘。エウリュステウスがアテーナイを攻めたときに、人身御供に捧げられた。アッティカのマラトーンにマカリアーの泉がある。 | 系譜:Pe |
マグネース | Magnes | 男 | テッサリアの英雄で、テッサリアの町マグネーシア(Magnesia)の祖。通常はアイオロスとエナレテーの子とされるが、他にゼウスとテュイアーの子とも、アルゴスとペリメーレーの子ともされる。水のニンフと交わった。 | 系譜:Ath 系譜:De |
マールス | Mars | 男 | ローマの軍神。ギリシアのアレースと同一視される。(アレースを参照) | |
マルペーッサ | Marpessa | 女 | エウエーノスとデーモニーケーの娘。イーダースが彼女に恋をして、ポセイドーンから授かった有翼の戦車で彼女を連れ去った。 | 系譜:Kal |
マンティオス | Mantios | 男 | メラムプースとイーピアナッサ息子。 | 系譜:Kr |
.「み」 |
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名前 | 表記 | 性別 | 解説 | 参照 |
ミニュアース | Minyas | 男 | ボイオーティアの古都オルコメノス(Orchomenos)の住民であるミニュアース人の祖。クリューセースの息子。 | 系譜:Dei 系譜:Sis |
ミニュアデス | Minyades | 女 | ミニュアースの三人の娘(レウキッペー、アルシッペー、アルキトエー)のことを特に指す。ディオニューソスの祭りのときに、他の女たちが祭儀に参加しているのに、彼女たちはディオニューソスの神性を否定して家にこもっていた。そのために、神は彼女たちの気を狂わせたとも、変身させたとも言われる。オウィディウス『変身物語』第4巻に彼女たちの物語が語られる。 | 系譜:Dei |
ミネルウァ | Minerva | 女 | ローマの女神。アテーネーと同一視される。(→アテーネーを参照) | |
ミーノース | Minos | 男 | ゼウスとエウローペーの子。クレータ(クレタ島)の伝説的な古い時代の王。ラダマンテュスとサルペードーンの兄弟。兄弟はエウローペーを娶ったクレータの支配者アステリオーン(またはアステリオス)に育てられた。ミーノースは法を制定し、弟もまたラダマンテュスもまた名高い立法者で、両者は死後アイアコスとともに冥府の裁判官となった。彼はパーシパエー(一説にはクレエーテー)を娶った。 | 系譜:Th 系譜:Ol |
ミュリーネー | Myrine | 女 | クレーテウスとテューローの娘。レームノスの王トアースの妻。レームノス島には、彼女の名前をとった町がある。 | 系譜:Kr |
.「む」 |
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名前 | 表記 | 性別 | 解説 | 参照 |
ムネーモシュネー | Mnemosyne | 女 | 「記憶」の女神。ウーラノスとガイア、あるいはオーケアノスとテーテュースの娘。ゼウスは彼女と9日間交わって、9人の娘、ムーサたちを生んだ。 | 系譜:Ti 系譜:Ol |
.「め」 |
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名前 | 表記 | 性別 | 解説 | 参照 |
メガペンテース | Megapenthes | 男 | ティーリュンス王プロイトスとステネボイアの子。ペルセウスは誤って父アクリシオスを殺したことを恥じて、アルゴスの領土とメガペンテースのの領土ティーリュンスとを交換した。 | 系譜:Pe |
メーキステウス | Mekisteus | 男 | タラオスとリューシマケーの息子。テーバイに向かう七将の一人。 | 系譜:Kr |
メーストール | Mestor | 男 | ペルセウスとアンドロマケーの子。妻はリューシディケー。 | 系譜:Pe |
メーデイア | Medeia | 女 | コルキス王アイエーテースとイデュイアの娘。太陽神ヘーリオスの孫。キルケーの姪。後代の説では、母はヘカテー。メーデイアは魔法に通じ、その力でアルゴナウテースたちの遠征を行なっていたイアーソーンを助けた。彼女とイアーソーンの結婚式は、パイアーケス王アルキノオスの宮殿で行われた。彼女はイアーソーンとイオールコスに帰ると、ペリアースに復讐した。そのために、イアーソーンとメーデイアはイオールコスから追われ、コリントスへと逃れた。その地で、コリントス王クレオーンが娘のグラウケー、あるいはクレウーサをイアーソーンの妻にしようとしたので、彼女は新妻とクレオーンと二人の子を殺して、アテーナイ王アイゲウスのもとへと逃れた。この物語がエウリピデースの悲劇『メーデイア』。その後メーデイアはアテーナイ王アイゲウスと結婚し、メードスを産んだ。母子はアジアに帰り、メードスはメーディア(Media)人の祖となった。 | 系譜:Kr |
メーティス | Metis | 女 | 「思慮」の意。オーケアノスとテーテュースの娘。ゼウスの最初の妻で、彼女はクロノスが飲み込んだ子供たちを吐き出すようにレアーに薬を与えた。 | 系譜:Ti 系譜:Ol |
メドゥーサ | Medusa | 女 | ポルキュスとケートの三人の娘ゴルゴーンの一人。頭髪は蛇、歯は猪、大きな黄金の翼を持ち、見たものを石に変える。ペルセウスがメドゥーサの首を切り落として殺した。 | 系譜:Po 系譜:Pe |
メノイケウス | Menoikeus | 男 | テーバイのクレオーン、イオカステーの父。 | 系譜:Th |
メムピス | Memphis | 女 | ナイル河神の娘。 | 系譜:Th |
メライニス | Melainis | 女 | もしくは、メライナ(Melaina)。メランテイアとヒュアモスの娘。アポローンと交わってデルポスを生んだ。 | 系譜:De |
メラース | Melas | 男 | プリクソスとカルキオペーの息子。 | 系譜:Ath |
メラニッペー | Melanippe | 女 | ニンフ。イトーノスを夫としてボイオートスを生んだ。 | 系譜:De |
メラムプース | Melampus | 男 | アミュターオーンとエイドメネーの子。メラムプースは「黒い足」の意。彼が生まれたとき日陰に置いたのに足だけ日にあたって黒くなったことに由来する。彼は鳥獣の声を理解するようになり、さらに犠牲獣の内臓による占いを習い、アルペイオス河のほとりでアポローンに会って、並ぶもののない預言者となった。さらに、病人を治療する術を身をつけた。その術を利用して弟のビアースがネーレウスの娘と結婚できるように助力した。その後、ティーリュンス王プロイトスの娘たちが狂気となったときに、兄弟それぞれがティーリュンスの三分の一づつを得ることを条件に娘たちの狂気を直した。メラムプースはプロイトスの娘イーピアナッサ(イーピアネイラ)を妻とした。 | 系譜:Kr |
メランテイア | Melantheia | 女 | もしくは、メラントー(Melantho)。デウカリオーンとピュラーの娘。夫はヒュアモス。 | 系譜:De |
メリアー | Melia | 女 | オーケアノスの娘。エパポスの妻。 | 系譜:Th |
メリケルテース | Melikertes | 男 | アタマースとイーノーの末子。アタマースとイーノーが発狂したときに、イーノーがメリケルテースを抱いて海に身を投げた。しかし、ポセイドーンによって海の神に変えられ、イーノーはレウコテアーに、メリケルテースはパライモーン(ローマのポルトゥーヌス)になった。投身の理由には諸説ある。コリントスで行われるイストミア競技祭は、メリケルテース・パライモーンを祭ってコリントス王シーシュポスが始めた。 | 系譜:Th 系譜:Ath |
メルクリウス | Mercurius | 男 | ローマの商売の神。ギリシアのヘルメースと同一視される。(ヘルメースを参照) | |
メルメロス | Mermeros | 男 | イアーソーンとメーデイアの息子。彼は兄弟のペーレウスとともに母メーデイアによって殺された。 | 系譜:Kr |
メレアグロス | Meleagros | 男 | カリュドーンとプレウローンの王オイネウスとアルタイアーの息子。妻はイーダースの娘クレオパトラー。カリュドーンの猪狩とアルゴナウテースたちの遠征に参加。カリュドーンの猪狩の際に、カリュドーン人とクレース人のあいだで争いが生じ、メレアグロスはテステュオスの息子たち(母方の叔父たち)を殺し、自らも死んだ。 また別の話では、メレアグロスが生まれてから七日目に、運命の女神たちが現れて炉の中の燃え木が燃え切ると彼は死んでしまうと予言した。そこで、母アルタイアーはその燃え木を取り出して保管していた。その後、猪狩のとき、最初に猪に矢を当てた女狩人アタランテーに恋したメレアグロスは、自らが刺し殺した猪の皮を彼女にささげた。するとテステュオスの息子たちが栄誉を女に与えることに抗議したので、メレアグロスは彼らを殺した。それを知ったアルタイアーは兄弟(テステュオスの息子たち)の殺害に怒って、燃え木を火中に投じたので、メレアグロスは死んだ。 |
系譜:Kal |
メロペー | Merope | 女 | アトラースとプレーイオネーの娘。プレイアデス(プレーイオネーの娘たち)の一人。姉妹の中で彼女だけが人間であるシーシュポスと結婚した。 | 系譜:Sis |
.「も」 |
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名前 | 表記 | 性別 | 解説 | 参照 |
モイラ | Moira | 女 | 運命の女神。「モイラ」は元来「割り当て」を意味する。複数形モイライであらわされることもあり、ローマ人はパルカイをモイライと同一視する。 | 系譜:Ol |