神名・人名・解説 「さ行」_Via della Gatta
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神名·人名·解説 「さ行」

「さ行」: 五十音順
アルファベット表記は、ギリシア文字をローマ字に転写したもの。

「さ」 「し」 「す」 「せ」 「そ」


「さ」

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名前 表記 性別 解説 参照
サルペードーン Sarpedon 『イーリアス』ではゼウスとラーオダメイアの息子とされるが、ホメーロス以降はゼウスとエウローペーの子とみなされる。エウローペーを妻としたクレータ王アステリオスに育てられるが、成人してクレータを去りリュキア人と戦っていたキリクスに味方して、リュキアの王となった。一説にはミーレートス市の建設者でもある。『イーリアス』で描かれるサルペードーンはグラウコスとともにリュキア兵を率いてトロイアの援軍となった。ギリシアの英雄パトロクロスに打たれて死んだ。前者のサルペードーンと、後者で語られるサルペードーンは本来同一人物であったに違いないが、二つの出来事の年代が非常に離れているので、ゼウスから人間三代分の命を授けられたとする伝説が生まれた。 系譜:Ol
系譜:Th
系譜:Sis
サルモーネウス Salmoneus アイオロスとエナレテーの子。はじめテッサリアに住んでいたが、後にエーリスに移り、サルモーネー(Salmone)の町を建設した。妻はアルキディケー。ゼウスに対して高慢な態度を取ったために、ゼウスはサルモーネウスと町とを滅ぼした。 系譜:De
系譜:Kr

「し」

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名前 表記 性別 解説 参照
シーシュポス Sisyphos 人間の中で最も狡猾な人物とされる。アイオロスとエナレテーの息子。アトラースの娘であるメロペーを娶った。コリントスの地の王位をコリントスもしくはメーデイアによって与えられ、都市コリントス(エピュラ、Ephyraと呼ばれた)を建設した。
 同様に狡猾な人物として知られるアウトリュコスがシーシュポスの家畜を盗んだ時には、シーシュポスは家畜のヒズメに印をつけておいて、取り返した。またある伝承では、アンティクレイアとラーエルテースの婚礼の前夜に、シーシュポスはアンティクレイアを訪ねて交わった。そしてオデュッセウスが生まれたので、彼はシーシュポスと同じ狡猾さを持つという。
 またゼウスがアーソーポス河神の娘アイギーナをさらってオイノーネーに行くのを、シーシュポスは見た。河神が娘を追いかけて来たときに、泉を湧かせるのを条件にシーシュポスは彼にゼウスがさらったことを教える。それに怒ったゼウスはシーシュポスを雷霆で殺した。その後冥界についたシーシュポスは、刑罰を受ける。彼は岩を急な坂道に転げ上げねばならないが、頂上に着く手前で、岩は転げ落ちてしまう。それを永遠に続ける刑罰であった。別の伝えでは、シーシュポスは事前に妻に葬儀をしないようにと命じておいた。そしてゼウスに殺されて、冥府の神の前に行ったときに、自分の葬儀を行わない妻を罰するために一度地上に戻ることを嘆願した。許されたシーシュポスは、そのまま冥界に戻らず長寿を全うする。そして再び死んで冥界に降りたときに、冥府の神に刑罰を科されたと伝える。
系譜:De
系譜:Sis
シノーン Sinon アイシモスの息子。トロイア戦争の最後、巨大な木馬を城内へと入れる計略の際に、木馬をトロイア勢に渡した人物。彼は、ギリシア勢から逃れてきたと偽り、トロイア人に木馬を入城させた。その夜、隠れていた勇士たちを木馬から出して、トロイア陥落を成し遂げた。 系譜:Dei

「す」

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名前 表記 性別 解説 参照
スコイネウス Schoineus アタマースとテミストーの息子。 系譜:Ath
ステネボイア Stheneboia アンテイアとも呼ばれる。リュキア王イオバテースの娘、もしくはアンピアナクス、もしくはアルカディア王アペイダースの娘。夫はプロイトス。 系譜:Pe
ステネロス Sthenelos (1)カパネウスとエウアドネーの子。エピゴノイの一人。祖父であるイーピスよりアルゴスの三分の一を譲られた。ヘレネーの求婚者の一人としてトロイアに遠征した。トロイアの木馬に入った勇士の一人。 系譜:Pe
(2)ペルセウスとアンドロメダーの子。ミュケーナイの王。妻はニーキッペー。アムピトリュオーンを追放して、ミュケーナイとティーリュンスの支配権を自分のものとした。 系譜:Pe
ステロペー Sterope もしくは、アステロペー(Asterope)。アカストス王とアステュダメイアの娘。 系譜:Kr
プレウローンとクサンティッペーの娘。 系譜:Kal
ポルターオーンとエウリュテーの娘。アケローオス河神と交わって、セイレーンたちを生んだ。
ストラティオス Stratios ボイオーティア人のクリュメノスの子。 系譜:Ath
ストラトニーケー Stratonike プレウローンとクサンティッペーの娘。 系譜:Kal
スピンクス Sphinx 頭は人間で体はライオンの怪物。非常に古い段階で、エジプトからギリシアに入り女性化された。テーバイ伝説では、オイディプースによって退治された。 系譜:Po

「せ」

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ゼウクシッペー Zeuxippe ヒッポコーンの娘。夫はアンティパテース。 系譜:Kr
ゼウス Zeus オリュンポス十二神のひとりであり、ギリシア最高の神。様々な気象学的現象(雨、嵐、雷等)をつかさどる神。クロノスとレアーの子。ローマではユピテルと同一視される。ガイアとウーラノスが、クロノスが息子によって王権を奪われると予言していたので、クロノスは生まれてきた子供たちを飲み込んだ。しかしゼウスだけは、母親レアーがこっそりとクレースたち、およびニンフのアドラステイアとイーデーにゼウスを育てさせた。成長したゼウスはメーティスが与えたの薬をクロノスに飲ませ、兄弟を吐き出させた。兄弟は10年の戦いの末にティーターン神族を破り、支配権を得る。その後、くじによってゼウスは空を、ポセイドーンは海を、ハーデースは冥府の支配権を得た。ゼウスは多くの女神や人間と交わって子供を得た。最初にメーティスと交わり、二番目ににテミスと交わった。さらにディオーネー、エウリュノメー、ムネーモシュネー、レートーと続く。特に初期に交わり、生まれた子は、ゼウスの権能を体現する者たちと考えられる。また、ギリシアの英雄や都市の祖、または名家の祖などを、ゼウスに帰するものにするために、ゼウスは様々なニンフや人間と交わったことになり、複雑な系譜が生じた。 系譜:Ol
ゼートス Zethos ゼウスとアンティオペーの子。アムピーオーンと双子の兄弟。キタイローン山中のエレウテライ(Eleutherae)に生まれた。テーバイ王権を得た。妻はテーベー。この妻の名からテーバイが生じた。 系譜:Ol
セメレー Semele カドモスとハルモニアーの娘。テュオーネーともいう。ゼウスに愛されてディオニューソスを孕んだ。なんでも願いを叶えると言うゼウスに、本来の姿を見せるようにと無理に願って、雷光を携えたゼウスを目の当たりにして焼け死んだ。ディオニューソスはその腹の中から取り出された。 系譜:Ol
系譜:Th
セレーネー Selene 「月」の神。ヒュペリーオーンとテイアーの娘、あるいはパラース、あるいはヘーリオスの娘。月の神であるために、アルテミス(ローマのディアーナ)あるいはヘカテーと同一視される。特に動物の繁栄と性生活に大きな力を持つ。また、常に魔法と関連付けられている。 系譜:Ti
ゼーロス Zelos 「競争心」を擬人化した神。パラースとステュクスの子。 系譜:Po

「そ」

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