ラテン文学における著者と作品の略号を紹介します。OLD(Oxford Classical Dictionary)をもとにしています。
辞書や書籍、注釈書などに著者や作品が引用されるときには、しばしば略号が用いられます。
分量が多いので、アルファベット順になっています。著者のアルファベットを基準にしています。
※略号の詳細については、下に記載しています。
下の表のアルファベット部分をクリックしてください。
著者の略号の頭文字です。著者が不明で、著者名が記されない場合は、作品名の頭文字となっています。
また、断片集や碑文集成などの略号を[別]の所にまとめてあります。
[A] | [B] | [C] | [D] | [E] | [F] | [G] | [H] | [IJ] | [L] |
[M] | [N] | [O] | [P] | [Q] | [R] | [S] | [T] | [UV] | [別] |
略号は一般的に、「著者」と「作品名」と「巻、節、行」の略語を組み合わせて表示する。
例: Cic. de Orat. 3. 15 = M. Tullius Cicero, de Oratore, 第3巻 15節
このような略号によって、キケロー『弁論家について』第3巻15節を表します。
作品名は斜体(イタリック)にされます。しかし、Web上のイタリックは少し見にくいので、このホームページでは斜体にせず、そのまま記します。
著者や作品などが不明であったり、正式名がOLDに記載されていないものについては、空欄にしました。
CIL(Corpus Inscriptionum Latinarum「ラテン碑文集成」)など、集成、碑文集などの略号は、[別]にまとめました。
作品名が、他の作品を参照している場合、参照先の作品の一部に所収されていることを意味します。