Cambridge Companionシリーズのソクラテスです。ハードカヴァーとペーパーバックの同時発売。
ウンベルト・エーコの新作です。
· ウンベルト・エーコ、堤康徳(訳)、『バウドリーノ(上)』、岩波書店、2010/11/11
· ウンベルト・エーコ、堤康徳(訳)、『バウドリーノ(下)』、岩波書店、2010/11/11
内容紹介(Amazonより)
『薔薇の名前』で世界の読者を魅了したエーコが、ふたたび中世を舞台に放つ物語。時は十字軍の時代。神聖ローマ皇帝フリードリヒの養子となった農民の子バウドリーノが語りだす数奇な生涯とは……。エーコが遊びごころたっぷりに、史実とフィクションを織りまぜながらつむぎ出す破天荒なピカレスク・ロマン。話題のベストセラーがついに登場!(全2冊)
· ロベルト・コトロネーオ、河島 英昭(訳)、『ショパン 炎のバラード』、集英社、2010/10/26
内容紹介 (amazon.co.jpより)
波瀾の歴史の中にショパンの秘密と恋を追う 秘められた恋人にショパンが捧げた未発表の楽譜はジョルジュ・サンドや多くの人間をも翻弄した激しい時代の流れの中、数奇な運命をたどった。ウンベルト・エーコ激賞の壮大な音楽歴史ミステリー。
独学用のギリシア語のテキスト。
ギリシア語初級文法書
エウリピデース『ヒッポリュトス』のコメンタリーです。
· P. Roth. Euripides: Hippolytos (Griechische Dramen). Walter De Gruyter Inc. 2010/08/31
· 野津 寛、『ラテン語名句小辞典』、研究社、2010/08/21
出版社より
洗練されたギリシア文化を受け継ぎ、独自の文化を開花させたローマ人。彼らの言語ラテン語は、長らくヨーロッパ世界の「共通語」として君臨し、帝国滅亡後1000年以上経った現在でも西洋文化の中に脈々と息づいています。
本辞典は、欧米人が好んで用いるラテン語の名句・格言・標語など、約1000項目を収めた小辞典で、初めての方でもラテン語に親しんでいただけるように、各見出し句にカタカナ発音を付し、随所に文法欄も設けています。ラテン語文学作品からの引用句にはその典拠を明記するとともに、ラテン語原典に当たり、その句が用いられているコンテクストや背景などを解説。さらに、ギリシア語に遡る引用句や、現在モットー・格言として親しまれている句については、随時その解釈の変遷にも触れています。簡潔で洗練された表現の裏に人間の喜怒哀楽を垣間見ることができるのもこの辞典の楽しみの一つです。
また、充実した巻末索引は、テーマ・状況・分野別に引用句を検索、拾い読みするのにも便利です。
· 松原 國師、『西洋古典学事典』、京都大学学術出版会、2010/06
出版会の説明:【本書の特長】
本事典が扱う範囲は、エーゲ海文明から、西ヨーロッパでは西ローマ帝国滅亡(476年)、東ヨーロッパではユースティーニアーヌス1世の死去(565年)まで、紀元前6世紀から紀元後6世紀までのおよそ1200年間、すなわち、現在の西洋文明全般のルーツが成立する時期・地域全体を扱った。
見出し語を幅広く収録するだけでなく、同名の人名、地名についてもその違いが一目でわかるように配慮した。例えば、「アレクサンドリア」という地名だけでも8つ、「プトレマイオス」という人名だけでも、30人が収録されている。
見出し項目が登場するギリシア・ローマの古典書を説明文の後に掲げている。これによって、例えば「オイディプス王」の伝説について、ホメロス『オデュッセイア』(11巻271行)など16の古典文献のどの箇所に記載されているかが一目でわかり、さらなる調査に資するように配慮されている。
各見出しには、ギリシア語、ラテン語はもとより、英仏独伊西露など現代のヨーロッパ諸語形、時にはアラビア語、古ペルシア語、トルコ語、コプト語、ヘブライ語、前ギリシア語である線文字B、漢語、等々の表記を掲載。西欧・イスラム世界で、ギリシャ・ラテンの諸文明がどのように受容されたかが分かる。
項目のみ解説した古典学事典は、オクスフォード出版局等からも出されているが、本書には、世界的に類をみない膨大な系図535点(本文中の小系図418
点、巻末の大系図117点)、年表、地図を収載している。特に、ローマの共和政期、帝政期の主要な人物の入り組んだ婚姻関係が詳細に示され、古典学研究のみならず、文学や演劇など他の芸術諸分野の創造活動にも、非常に役立つものとなっている。
読者の便宜をはかり、和文索引、欧文索引も巻末に配し、和文索引には、見出し項目以外に、本事典に登場するさまざまな人名、地名もすべて収録した。
· V. Loukonine, and A. Ivanov. Persian Miniatures (Mega Square Collection). Parkstone Pr. 2010/04/15
去年出版された物ですが、面白そうです。対話編、対話形式の文学の終焉について論じています。
· S. Goldhill. The End of Dialogue in Antiquity. Cambridge U.P. 2009/01/08
· L.B.T.Houghton, 他. Perceptions of Horace: A Roman Poet and His Readers. Cambridge U.P. 2009/12/03
古代ローマ社会における養子縁組に関する著作です。
· H. Lindsay. Adoption in the Roman World. Cambridge U.P. 2009/10/29
古代ギリシアにおける身体(そして精神)の問題を扱っているようです。とても面白そう。
· Miranda Aldhouse-Green. Caesar's Druids: An Ancient Priesthood. Yale University Press. 2010/04/27
該当のホメロス賛歌に関するコメンタリーです
東京大学西洋古典学の教授、逸身喜一郎先生の退官記念の論集です。西洋古典学の各ジャンルの優れた論文が掲載されています。
· 大芝芳弘 他、『西洋古典学の明日へ—逸身喜一郎教授退職記念論文集』、知泉書館、2010/04
古代ギリシアの言語についての論集。
ホラーティウスに関する論集。
2004年同じ講談社から刊行された『優雅でみだらなポンペイ』を改題し、原本とした文庫本。
· 本村凌二、『古代ポンペイの日常生活 (講談社学術文庫)』、講談社、2010/03/11
ルーカーヌスに関する論集です。
· C. Tesoriero(編集). Lucan (Oxford Readings in Classical Studies). Oxford U.P. 2010/04/05
新しい初学者用のラテン語テキストが出ました。1年間のコースとして使えるテキストらしいです。
· JC McKeown. Classical Latin: An Introductory Course. Hackett Pub Co Inc. 2010/03/25
ハドリアヌス帝に関する新書です。
· レモン・シュヴァリエ, レミ・ポワニョ(著)、北野徹(訳)、『ハドリアヌス帝—文人皇帝の生涯とその時代 (文庫クセジュ)』、白水社、2010/03
プリニウス『博物誌』に関する書籍です。
· A. Doody. Pliny's Encyclopedia: The Reception of the Natural History. Cambridge U.P. 2010/02/28
古代エジプトの美術作品についての書籍。360枚以上のカラーが載せられています。美術作品には、神殿の絵などのほかに、墓標などの様々なジャンルがあげられている。その他、時代背景や作品の解説など、有益な情報が記されているとのことです。
· A.Cartocci. Ancient Egyptian Art: Visual Encyclopedia. Amer Univ in Cairo Pr. 2010/03
古代ギリシアを初め、後代に多大な影響をおよぼした(新)アッシリア帝国に関する書籍です。
· M. A. Atac. The Mythology of Kingship in Neo-Assyrian Art. Cambridge U. P. 2010/03/31
ウェルギリウス『アエネーイス』の新しい校訂本がTeubnerから発売されていました。
· D. Kurtz, 他. The Eye of Greece: Studies in the Art of Athens. Cambridge U. P. 2010/02/04
クセノポンに関する論集です。ペーパーバック版も同時に発売しています。
· V. J. Gray. Xenophon (Oxford Readings in Classical Studies). Oxford U. P. 2010/04/05
ペーパーバック版の発売です。
Loeb の新刊です。
古代における英雄に関する著作。どうして、またどのように人が英雄と見なされていくのかについて論じています。
ギリシアの宗教に関する論集。ペーパーバック版の発売です。
初期のギリシア詩のなかに表現されるゼウス支配に対する挑戦を論じた書籍。
· N. Yasumura. Challenges to the Power of Zeus in Early Greek Poetry. Duckworth Publishing. 2010/01/30紀元後2世紀の医学者ペルガモンのガレノスと、当時の思想・社会などに関する論集。
古典に関する最新の研究に関する論集。ペーパーバック版の発売です。
古代ローマ共和政に関する論集。ペーパーバック版の発売です。
ペーパーバック版の発売です。
ギリシア語の語源辞典です。ちょっと高額で買えませんが、参考までに。
古代ギリシアにおける音楽についての著作です。音楽理論や楽器の事を扱っているそうです。古代ローマには、弦楽器や笛、さらに水オルガンなど様々な楽器があったので、興味深いです。
· S. Hagel. Ancient Greek Music: A New Technical History. Cambridge U.P. 2009/12/17
ギリシア・ローマの禁欲についてです。同時にペーパーバック版も発売されています。
ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスに焦点を当てた著作。権力を得るまでの仮定を検証しています。その中には、ウェルギリウスやオウィディウスなどの詩人との関連も含まれているそうです。
古代ギリシアの主要な11都市を中心に、ポリスの成立からビザンツ帝国(東ローマ帝国)建国に至るまでの、ギリシアのあらゆる側面に関する歴史を考察している。
· P. Cartledge. Ancient Greece: A History in Eleven Cities. Oxford U. P. 2009/11/23
紀元前73-71年のあいだに、グラディエーター(剣闘士)のスパルタクスが78人の仲間を連れて養成所から脱走する。その後、スパルタクスに多くの奴隷や剣闘士が賛同し、武装化して反乱となった。彼の移動距離はイタリア中をめぐって3200キロに及ぶ。この書籍は、そのスパルタクスの旅路を記している。
ペーパーバック版が新たに出ました。ギリシアの修辞学に関する書籍です。
現代思想1月号は、昨年亡くなったレヴィ=ストロースの追悼特集です。
· クロード・レヴィ=ストロース, 他、『現代思想2010年1月号 特集=レヴィ=ストロース』、青土社、2009/12/28
A Companion to the Classical Greek World のペーパーバック版が発売します。
· K.H. Kinzl. A Companion to the Classical Greek World. Wiley-Blackwell. 2010/01/19
ペーパーバック版の新刊です。
· C. E. Newlands. Statius' Silvae and the Poetics of Empire. Cambridge U.P. 2010/01/14
ジャック・デリダのアテネの写真から考察した写真論.
· ジャック・デリダ、矢橋透(訳)、 留まれ、アテネ、 みすず書房、 2009/12/18
≪内容紹介≫
写真という芸術じたいがすでに、死と不可分の関係にあるのではないだろうか?——古代から近代にかけ無数の死を堆積させてきた「死の都」アテネの断片を写しとった写真たちに導かれ、哲学者はその地を訪れる。町を彷徨い、「見る者」と「撮る者」の見地を往ったり来たりしながら、写真という近代的装置=仕掛けと遅延、そこに写っているものの存在と死、そして「喪の作業」をめぐる思索に立ち止まり、焦点を合わせる。旅のスナップショットのように書き留められた異形の都市/写真論。
カスピ海南東部、イラン高原東北部にあったパルティアとローマの戦争について扱った書籍。
· R. M. Sheldon. Rome's Wars in Parthia: Blood in the Sand. Vallentine Mitchell & Co Ltd. 2010/01/04
プラトンとヘシオドスの作品を比較し、プラトンへの影響を考察した論集。15人の論文が収められている。山形直子さんの論文も収められている。
· G. R. Boys-Stones, J. H. Haubold(編). Plato and Hesiod. Oxford U. P. 2010/01/15
明けましておめでとうございます。今年も気がついた新刊をアップしていきます。よろしくお願い致します。
この本はウィトゥルーウィウス(Vitruvius)の『建築について』の英訳です。
· R. Schofield. Vitruvius: On Architecture. Penguin Classics. 2009/12/29