西洋古典文学関連の案内書・入門書(和書)_Via della Gatta
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西洋古典文学関連の案内書・入門書(和書)

    西洋古典文学関連の案内書・入門書(和書)

このページでは、日本語で書かれた「西洋古典文学関連の案内書・入門書」をご紹介します
コメントは河島の独断でつけたものです
思いついた順に記載していますので、網羅的なものではありません。

各書籍にはAmazon.co.jpへのリンクが張ってありますので、詳細はそちらで確認することができます。

西洋古典文学関連の案内書・入門書(洋書) 西洋古典文学関連の案内書・入門書(洋書)


日本語の案内書・入門書

· 高津 春繁、齋藤忍随、『ギリシア・ローマ古典文学案内』、岩波書店、1963/11

《コメント》高津氏が文学を、斎藤氏が哲学を担当している。文庫版で、それほどページ数があるわけではないが、情報量は多い。

· 地中海文化を語る会、『ギリシア世界からローマへ—転換の諸相』、彩流社、2001/05

《コメント》「ギリシアからローマへ——時代の転換」という講演をまとめたもの。ギリシアからローマへの大きな流れを、文化史、思想史、精神史的視点から論じている。ギリシア・ローマ文化、文学のみならず、両文化における初期キリスト教の考察まで含まれる。註解・図録等、多数あり。読んでいて楽しい。入門書としても、専門書としても、良い。

· 地中海文化を語る会、『ギリシア・ローマ世界における他者』、彩流社、2003/09

《コメント》『ギリシア世界からローマへ』の続編として行なわれた講演をもとにしている。「他者」という概念を機軸に、古典世界を文学・哲学・宗教・歴史・美術・数学の分野から論じた講演集。註解・図録等が充実している点も変わらず。この本もまた、入門書としても専門書としても、良い。

· 川島重成、高田康成(篇)、『ムーサよ、語れ—古代ギリシア文学への招待』、三陸書房、2003/05

《コメント》「古代ギリシア文学の本質」から始まり、ホメロス等の叙事詩、抒情詩・牧歌、悲劇・喜劇、歴史・哲学・弁論、後世における受容と展開までを、13人の著者が論じる。ギリシア文学を網羅的に扱う。それでいて浅薄ではなく、内容も充実している。読みやすく、面白い。

· 松本仁助、岡道男、中務哲郎(編集)、『ギリシア文学を学ぶ人のために』、世界思想社、1991
· 松本仁助、岡道男、中務哲郎(編集)、『ラテン文学を学ぶ人のために』、世界思想社、1992

《コメント》世界思想社から出版された『〜を学ぶ人のために』シリーズ。ギリシア文学とラテン文学に関する文学史。両書籍共に具体的な引用をあげて語られるので、分かりやすい。とても良い正統な入門書。

· 逸身 喜一郎、『古代ギリシャ・ローマの文学—韻文の系譜』、放送大学教育振興会、1996

《コメント》ギリシャ・ローマ文学の代表的な作品を、詳細に紹介した本。文学ジャンルごとに区分している。取り扱う作品の特徴をうまく捉えて説明している。また原典の引用(文例)も充実している。補遺で取り上げられる韻律の紹介はとても丁寧で、重要。

· アウグスチン・シュタウプ(篇)、『ギリシア・ローマ古典文学参照事典』、中央出版社、1971

· ピエール・グリマル、藤井昇・松原秀一(訳)、『ラテン文学史 (文庫クセジュ 407)』、白水社、1966

· 川島 重成、『ギリシア悲劇—神々と人間、愛と死 (講談社学術文庫)』、講談社、1999
· ——、『「オイディプース王」を読む』、講談社、1996

《コメント》「文学案内・入門書」に分類してよいか分からないが、入門書としても、専門書としても優れている。『ギリシア悲劇』では、『アガメムノーン』、『アンティゴネー』、『メーデイア』を中心に議論する。詳細な考察のなかからギリシア悲劇の本質に迫る。あわせて、『「オイディプス王」を読む』も魅力的。

· 高橋宏幸(編著)、『はじめて学ぶラテン文学史 (シリーズ・はじめて学ぶ文学史 7)』、ミネルヴァ書房、2008/10

《コメント》 ローマの文学、ラテン文学に関する本です。最初にラテン文学通史が描かれ、そのあとに各ジャンル毎に章立てが為されています。章立ては、「叙事詩」「喜劇」「悲劇」「弁論・修辞学」「恋愛詩」「抒情詩」「牧歌・小叙事詩」「教訓文学」「書簡文学」「歴史」「風刺詩」「小説」と別れており、ラテン文学を網羅的に扱っています。また、各詩人・著作家の紹介の中では、具体的に原文と訳も引用されており、作品の雰囲気を直接味わうことができます。さらに「コラム」がいつくか付けられています。このコラムでは、特にラテン文学の後代への影響が様々な角度から論じられており、とても面白いです。単なる概説にとどまらず、内容に具体的に踏み込んで語られているので、ラテン文学を体験したい人にとって、とても有益であると思います。

· 逸身 喜一郎、『ラテン文学を読む——ウェルギリウスとホラーティウス (岩波セミナーブックス S14)』、岩波書店、2011


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